端午の節句のお菓子と言えば柏餅か粽(ちまき)だ。僕が子供の頃は柏餅一択だった気がするけど、いつからちまきを食べるようになったんだろう?と考えながら和菓子屋さんの三笠家へ。
お店の場所は下高井戸駅からすぐそば、店頭には『柏もち』の張り紙がある。ちまきは無いのかな?
お店の営業時間は当面の間9時から18時の時短営業なのでお店に行くときは注意しよう。
柏餅は粒あん、こしあん、みそあんの3種類で各195円。
ちまきはあるかな・・・・
カウンターの上にあった。3本入りで840円だ。隣には『せたがやPay』のQRコードがあった。老舗だけどしっかり電子決済に対応しているのがいいね。
兜の絵が描いてあって端午の節句っぽいね。この時期だけの限定販売なのかも。
早速開封。
機械では作れない手作りならではの巻き方と結び方だ。
ちまきのことを調べてみたら、ちまきは香りの強い笹の葉などで包んできて、香りの強い葉を使うことで邪気を払うのだとか。笹の葉は殺菌作用があるから気温や湿度が上がってくる今の時期にピッタリなのかもしれない。
ちなみに柏餅を包む柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちないことから子孫繁栄の願いが込められているんだって。
ちまきは2300年前の中国で作られたもので、春秋戦国時代の楚国の忠臣、屈原(くつげん)の命日である5月5日にお供えされたのが始まりなのだとか。
日本には平安時代には食べられていて、名前の由来は元々はチガヤの葉で包んでいたので『チ巻き』になったのだとか。
時代が変わるにつれて笹の葉で巻いたり中身が変わったりして今の和菓子に至っている。そんな昔からあったんだ。
中身のお餅は柔らかく優しい甘さ。餡子が苦手な子供でもこれなら食べられるね。
昔ながらの和菓子は美味しいだけじゃなく、お菓子に込められた願いを知るのが面白いんだよね。
訪問歴
訪問履歴が 6件あります。
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店舗ページ店名 | 三笠家 |
住所 | 東京都世田谷区赤堤4-46-8 地図 |
TEL | 03-3321-2649 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 祝を除く木曜 |
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訪問メモ
下高井戸の三笠家といえば老舗の和菓子屋さんで、下高井戸餅が有名。鎌倉時代の日蓮上人への供物が由来なのだとか。以前は世田谷スピリッツとして、世田谷区推薦のお土産として常連だったのだ。ここ数年はエントリーされていないけど、よく考えてみれば「下高井戸」って住所は杉並区だから世田谷区の推薦を受けるのは変だよね。店舗も下高井戸駅も世田谷区にあるんだけどなぁ。老舗の和菓子屋さんなので、和菓子の由来や、なぜこの形なのかを説明してもらえる。和菓子には色々願いが込められているのだなと、感心するはずだ。毎月3,13,23日は下高井戸スタンプ3倍。